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■ J.S.バッハ:ゴールドベルク・ヴァリエーション カナディアン・ブラス
〜休日の朝、清々しい風に吹かれたい時に〜

紹介:神戸市混声合唱団 ソプラノ 木下 裕子

神戸市演奏協会 メンバー紹介ページへ

ブラスというと学生時代のブラスバンド部「ブラバン」を想い出す人が多いのではないだろうか。 何となくモタッとして、歯切れが悪く、ブカブカと(元ブラスバンド部の人たちゴメンナサイ!)した印象が強かった私にとって、それを根底から覆したのが、この「カナディアン・ブラス」だといっても過言ではない。 彼らは、例えばオーケストラの青少年向けのコンサートで、必ずプログラムに組み込むであろう曲の数々を、いとも簡単に、この上なくお洒落な曲へと大変身させること、そして、金管楽器のみにも関わらず、他の楽器では味わうことの出来ない軽やかさと艶を閉じ込めて披露してくれること、それは、感動を通り越して呆気にとられる演奏だった。

それに出会った当時は、まだ音大の学生を終えた頃で、この軽やかな音色だけで充分満足していた。しかし、何年か前にこのCDと出会った時、又しても耳が釘付け状態になってしまった。軽やかさだけじゃなかったの?楽しさだけじゃなかったの?聞きやすさだけじゃなかったの?

本質は、そうではなかった。
バッハの作品が、どれ程深く魂を揺さぶるかを、又テクニック的にもある種の最終的な到達点ではないかとも思い始めていた私にとって、この難曲「ゴールドベルク」を軽々と艶やかに演奏する彼らに、ある種、畏敬の念を抱いた。この変奏曲が鍵盤楽器のために書かれた作品であることも忘れ、最高の音色と音楽に身を委ねる楽しさ。彼らの演奏を初めて聴いた時に持った印象「極上の音楽をいとも簡単に美しく楽しく」それは長い年月を経ても、なんら変わることなく、綿々と彼らの中に生き続け根幹を成すスタイルとなっていることに、居住まいを正し、頭の下がる思いで一杯になってしまった。

日々の生活に疲れていても、仕事のストレスに心悩ますときも、こんな素晴らしい音楽と共に過ごす朝は
一週間の活力になる!そう思いませんか?

BMG MUSIC

 

 

 

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