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神戸クラシック物語
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■ 思い出のCD

紹介:神戸市室内合奏団 コントラバス奏者 石川 浩之

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私が音楽に出会った時期はかなり幼い頃だったんだとは思いますが、自分から好んで聴くようになったのは小学校高学年の頃からでしょうか。最初はレコードでアルゼンチンタンゴとか古い映画音楽を聴いてましたが、中学生になって学校の先輩に勧められた1枚をきっかけに、急にクラシックのCDを買うようになって取り憑かれたように毎日聴いていました。そのころの私は、オーケストラの各楽器の一つ一つがどんな音をしているのか?それを知りたくて、また、そういう楽器のソロの音が聞き取りやすい曲を聴くのが楽しみでなりませんでした。

先輩から貸してもらった「カラヤン・ベルリンフィル ラヴェルのボレロ、スペイン狂詩曲、ムソルグスキーの展覧会の絵」のCD。これこそ私がクラシック音楽に魅了された最初の1枚です。最初にボレロ、誰もが知るあの何とも言えないオリエンタルなメロディと、独特なリズムの連続と、単純きわまりない構造の20分超の曲です。今でこそ初めて聴いたときの感動は薄れてきていますけど、何度も何度もあの曲を繰り返し聞いて、ファゴットってこんなに中性的な音するのかとか、パワフルなイメージしかなかったトロンボーンってこんなに優しくて美しいんだとか、非常にわくわくして聴いていたものです。ボレロの次に入っているスペイン狂詩曲は、ヴァイオリンのソロや、私が弾いているコントラバスのソロまで入っていたり、更にその次にカップリングされていた「展覧会の絵」も、このメロディ、こういう名前だったのかぁ、ってメロディだけ知っていた私にとってはとても嬉しい驚きを感じた瞬間でした。このCDがきっかけで、もっと色々この楽器の音を聴いてみたいと思い、いろいろCDを探して楽器店に出入りしていた中学生時代が懐かしく思います。まだコントラバスの協奏曲があるなんて知る前のお話でした。

 

 

 

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