「古着はインディペンデントであってほしい」と安田さんに聞いた時、はじめは何のことか分からなかった。でもその内ピンときた。訳知り顔のジャンル分けを飛びこして、もっと自由でかっこいい洋服の着方があるんじゃない?と問われているのだと。古着はその性質上、生地の傷みがすすめば、いつかはなくなる。そして今では見られないデザインの洋服も、無限にあるわけではない。そんな高いオリジナリティをもつ古着をジャンル分けすること、それってそんなに大事なことなのか。モード系・ストリート系・50年代ものと括ってしまえば、確かに分かりやすい。ただ、それは古着の説明をするための手段であり、自分の感覚がそのジャンル分けに縛られるのはつまらない。いいなと手に取ったものが、たまたま50年代ものだった。だからたとえ50年代ものでもキライなものはキライでいい。あくまでインスピレーションを大切に。
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